たまにご質問頂くので
私のような卵の孵化経験の少ない人間にたまにご質問のご連絡を下さる方がいます。
私がアドバイス流のも厚かましいような気がしますが・・・。
個人的には手ごろな価格の孵卵器より発泡スチロールで自作した孵卵器(というよりほぼ発泡スチロール)の方が孵化率が高いんじゃないかと思っています。
私自身が市販の孵卵器を使ったことがないので比較した訳ではありませんが・・・。
今の所、我が家では孵化率100%です。
そして何と言っても発泡スチロールは孵卵が終わったら捨てれて衛生的!!
そんな訳で『「少し」先生にニワトリの育て方を聞いてみよう!!』にポイントと意外と大丈夫なことを追記しました。
孵卵のポイント
- 発生前の卵の移動・移送の際は気質を上にして固定する(破損を防ぐ)
- 発泡スチロールは大きめのものを使う(温度が安定する)
- ヒーターと卵の位置はできるだけ距離を置く(温度が安定する)
- サーモスタットは卵の近くに配置する(温度が安定する)
- 発泡スチロールはできるだけ清潔なものを使い、使用前に消毒する(雑菌が繁殖しやすい)
- 加湿用の水はこまめに取り替える(雑菌の温床です)。取り替える際は40度程度の水を入れる(温度の低下を防ぐ)
- 転卵の際は気質(丸い方)が気持ち上向きになるように置く
- 発生が始まったら卵を濡らさない(乾いた手で持つor手袋をする)
- 検卵の際は手をしっかり温める(or 手袋をする)。懐中電灯も温める。
- サーモスタットだけに頼らず、温度計と湿度計を設置して確認する。
神経質にならなくても良い点
- 転卵の時間は神経質にならなくても良い。起きた時と寝る前、プラス気が向いたらでOK(全く転卵しないと奇形率が増えるが健康な個体も生まれるという論文がありました。出典元は失念)
もちろん、まめに転卵できるならその方が良い。 - 発生前(温め始める前)は卵を洗ってもOK(ダメという説が普通です。我が家ではぬるま湯でかなりしっかり洗っても問題なく発生しています。病気や寄生虫が気にならなければ洗わない方が良いと思います)
母体自体が感染症に罹患してなければ
大体、新生児や卵が感染するのは産道を通過する時と
外気の、常在菌なんですよね。
洗うとか拭くとかそのままかは
飼育者の判断だと思うよね。
自作孵卵器は感染症の温床になると否定する方々もいらっしゃるのも現実です。
産道は問題ないですよね。
産み落とした場所に何があるかですよねー。
外飼いならそんなに気にしないんですけど…
室内外で多頭飼いなので(しかも他の種類)気になっちゃうんですよね。
卵を洗うのはいかがかなぁ?
殻全体が細かな穴が開いており、殻に着いてる雑菌などが
その穴から中に入ってしまい
卵の中で感染、発病の原因になったり
穴を塞いでしまう可能性が強いと聞いてます。
どちらにしても賛否両論ですね、
洗わなければ端打ちで殻に付着してる細菌を直接 体内に入れてしまうし、、、
そこなんですよね。
なのでオススメはできないです。
ただ母鳥の体内で濡れていた訳だから産卵直後であればあるほど問題は少ないような気がします。
最初は洗ってはいけないということを知らずに洗ってしまったんですが、運の良いことに問題なく健康なひよこが孵化しました。
感染症を防ぐことを優先するか、洗ったことの弊害を懸念するか、どちらを選択するかですよね。
わたしは寄生虫やウイルスの付着を防ぎたいという方を優先させました。
一羽だけの飼育だったら、絶対洗わなかったと思います。